こんばんは!はせです。
今日はパターの距離感の合わせ方を書いていきます。
まず、皆さんはどのようにして距離感を合わせているでしょうか?
テークバックの振り幅、
フォローの振り幅、
肩の動かし方、
インパクトの強さ、
振りの速さ、、、
さまざまかと思います。
振り幅で調整するということをよく聞くので、
そのような方が多いかと思います。
方法はどうあれ、距離感がだいたい掴めている方は問題ありませんね。
しかし、振り幅を自分の中で決めてみても、なかなか距離感を合わせられないという方も多いかと思います。
例えば、テークバックを右足の前まで引きます。
そのまま打ってみます。
フォローも左足の前までとしましょう。
すると3yard転がったとします。
じゃあもう少しだけ振り幅を大きくしてみましょう。
5yard転がりました。
よし、3yardは両足の幅だ!
5yardはもう少しだ!
10yardは5yardの倍だから。。。
5yardの倍振ります。。か?
どうでしょう?
距離感合いますか?
おそらく合わない方が多数いると思います。
私もしばらくそういった練習をしてみたことがありますが、全くダメでした。
考えてみれば当然かと思います。
ヘッドの振り幅が同じでも、
振るスピード、インパクトの強さ、インパクトの瞬間のヘッド軌道とフェイスの向き、手首の使い方、体重移動、グリーンの速さ、傾斜、風、芝目、ボールの種類、ボールの汚れ具合etc…
パターの距離感に影響を及ぼす条件の全てが同じになることは有り得ません。
ということは、振り幅に限らず何か1つもしくは2つの決め事(基準)を作ったところで、
距離感を合わせられるはずがありません。
そんなこと、分かっとるわい!!
。。。ですよね。
そんなこと、分かっていると思います。
それでも、何か基準を作って、再現性を求めます。それが、
再現性を高める=距離感が合う
と信じて。
プロゴルファーのパターを見たことがありますか?
永遠に転がるような下りを除いて、
例に漏れず10メートル以内なら確実に1メートル以内に寄せますよね。
なぜでしょう?
パットに影響する全ての条件を全て頭で計算して打っているからでしょうか?
。。。もちろん違います。
むしろその逆で、
何も考えてない!
という方が近いと思います。
よく、スポーツでスーパープレーが出た時に解説者が「全て計算していたかのような」と表現することがあります。
しかし、スーパープレーのほとんどは考えるより先に身体が動く、いわゆる「ゾーン」に入った状態のときに行われます!
「ゾーン」に入っている状態というのは、
「無」の状態です。
何も考えずに、自然に身体が動く。
考える前に身体が反応する。
そういった状態です。
考えた瞬間に「ゾーン」には入りません。
ゴルフは打つ時に自分で時間を作れます。
これは、考える時間ができるということになりすなわち「ゾーン」に入りにくいスポーツと言えます。
話がそれましたが、
要は打つ時にあれこれ考えてる時点でいいショットは打てませんよということです。
そして、パターこそ、そうなんです。
じゃ、どうやって打つの?
それは、一言で言うと、
感覚で打つ!です。
打つ前にボールが転がるイメージをします。
打つボールの位置から、どの方向に打ち出してどこからどのように曲がりどこに止まるか。
最終的にどこでボールを止めるか。このイメージがとても大事になります。
あとはそのイメージだけを持って打ちます。
狙った止め位置に止めるぞ!
この一心です。
下りと上りがあっても基本的には考えません。
が、傾斜がきつい場合は、少しターゲットを前後させます。
例えば、下りのパット場合、止めたい位置はピンの30センチ先だけど少し弱めに。。。などと考えてはダメです。考えが複雑になります。
こういう場合は、ピンの手前ギリギリに止めるぞ!と思って打ちます。
そうすると、結果的に下りの分加速してカップを過ぎます。
もしくは、身体が勝手にセーブして手前ギリギリで止まるかも知れません。
人間の感覚というのは、いい加減です。
だけど、良い加減を勝手にしてくれます。
パターなど、慎重で繊細な動きこそ、
人の感覚というものが力を発揮する場面です!
だから、ラウンド前のパター練習でも、
感覚で打ってみてください。
いろんな距離から、ボールを止めたい位置を決めてそこに感覚のままに打つ。
ズレた分を頭で修正する必要はありません。
深いことは考えずに、しばらく打ってみてください。
そのうちそれなりにタッチが合ってきます。
不思議なことに自然と合ってきます。
これこそが、人が持つ「感覚」です。
みなさん、
パターの距離感は、自分の中のどこかにある
「感覚」に頼ってみてください。
練習では、感覚を磨いてみてください。
きっと、あまり考えない方がタッチが合うことに気付くはずです。
はせでした!
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